PROJECT
募集テーマ
デジタルコンテンツで歴史観光のイベントを盛り上げたい!
テーマ紹介
募集中

ポイント
解決したい課題
これまで歴史観光イベントに興味のなかった県民を誘引し、本県の歴史への理解を深めるとともに既存参加者の満足度の向上を図りたい。
想定する実証実験
スマホを活用してイベントと親和性の高いゲーム感覚のコンテンツを作成することで、来場した子供から大人まで広く楽しんでいただきたい。
実現したい未来
イベントコンテンツを通じて「武将のふるさと愛知」への理解を深め、県内に多くある武将ゆかりの地やイベント・まつりに訪れてもらいたい。
提案企業が得られるもの
イベント来場者のコンテンツ利用による認知度向上
斬新な企画によるメディアへの取り上げ
県内外自治体での導入
ストーリー
愛知の歴史観光
愛知県では、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑ゆかりの地であることや名古屋城を始めとした歴史観光資源を多数保有していることから、「武将」、「お城」、「街道」等の歴史にまつわる観光資源の活性化を目的に「あいちの歴史観光推進協議会」を設立し、観光振興による地域の活性化を図っています。
当協議会では、県内外に向けて本県の歴史観光資源の理解を深めていただくために、「サムライ・ニンジャフェスティバル」を始めとした各種イベントを開催しており「武将のふるさと愛知」のPRを実施しています。これらのイベントは毎年多くの方が訪れ好評である一方で、参加者層が固定化している傾向にありますが、この課題は歴史観光事業全体で抱える問題でもあります。そこで、現在のファン層を大事にしつつ、新たなファン層掘り起こしのための取組の一つとして、本事業を活用したいと考えています。
今回、「サムライ・ニンジャフェスティバル」を実証イベントとして、デジタル技術を活用した新規性の高いコンテンツを実施することで、参加者の満足度向上及び参加者層の固定化の解消を図り歴史観光事業の抱える課題解決にもつなげたいと考えています。
また、2026年には大河ドラマ「豊臣兄弟!」が放送予定であり、戦国武将への関心が高まると思われる中、「あいちの歴史観光推進協議会」が保有する、下記「のぶながくん」、「いえやすくん」、「ひでよしくん」を始めとした魅力的なキャラクター5体についても、今回の実証イベントを通じて認知度の向上を図りたいと考えています。

実証イベント(サムライ・ニンジャフェスティバル)の概要
愛知県では、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の郷土三英傑を始め、多くの戦国武将を輩出している「武将のふるさと」として、「武将観光」を推進しており、その一環として、武将観光イベントを2014年度から開催しています。名古屋市緑区の大高緑地公園の広大なエリアを活用し、全国の武将隊や忍者隊等による演武に加え、体験型プログラムを実施するなど、幅広い層が楽しめるイベントです。
2014年度、「あいち合戦ワールド2014」としてイベントを初開催し、2015年度は「東海合戦ワールド2015」、2016年度は「ワールドサムライサミット2016」と名前を変えながら継続し、2017年度からは現在の名称「サムライ・ニンジャフェスティバル」として開催し、県内外の方にお楽しみいただいています。イベントが初めて開催されてから11年が経過し、年を重ねるごとに内容を改善しコンテンツの追加を続けてきたものの、それにも限界があり、イベント内容のマンネリ化や来場者の固定化が課題となっています。
<昨年度のイベント内容>
・全国の武将隊・忍者隊、甲冑隊、愛知県古銃研究会等による大武者行列(会場全域)
・武将隊・忍者隊演武(10隊)
・甲冑隊・武将隊ステージ
・忍者体験
・火縄銃実演
・甲冑試着体験、武将隊グッズ販売、飲食、観光PRなどの各種ブース出展 などその他盛りだくさん

とはいえ、多くの来場者の方にお越しいただき、イベントを楽しんでいただいており、既存のコンテンツを減らす・なくす、といったことは、毎年イベントを楽しみにしていただいているこれまでのファンを失うことに繋がるため、望ましくないと考えています。
そのため、これまでのコンテンツを維持しつつも、新たな客層を取り入れ、既存の来場者の満足度を高め、滞在時間を伸ばし、より楽しんでいただけるイベントを目指したいと考えています。
<現状の来場者属性>※サムライ・ニンジャフェスティバル2024アンケートより


来場者アンケートによると、家族連れが全体の86%を占めており、御家族で楽しんでいただいている一方、年代別で見ると、20代が全体の2%しかおらず、世代に偏りがあることが伺えます。20代の方が、おひとりでいらっしゃっても楽しんでいただけるコンテンツがあれば、来場者属性もより幅広いものになると予想されます。
若い方達にも、多くの武将を生み出した愛知県をより深く知ってもらうことで、地元の方には誇りに思っていただき、県外からお越しの方にも、県内に多くある武将ゆかりの地や各種イベントへ訪れていただく機会が生まれると考えます。
まずは斬新なコンテンツにより興味を持ってもらい、来場するきっかけを作りたいです。
打開策への期待
デジタルコンテンツを活用することで、若年層など、これまで興味のなかった人たちにイベントを訪れていただき、また以前から参加されているお客様の満足度が向上することを期待しています。
イベントでは、多くのお客様が非日常の空間を楽しまれ、沢山の笑顔を目にすることが出来ます。お客様との触れ合いの中でも、何年も来てくださっている方や、遠方からお越しの方とお会いしお話をしたりすると、やり甲斐を感じられ、それまでの準備の苦労が吹き飛ぶほどの喜びを感じます。
デジタル技術によりイベントのコンテンツを増やし、どなた様も1日楽しんでいただけるイベントとすることで、お客様により楽しんでいただき、愛知の歴史観光がさらに活性化することを期待しています。
概要
背景 | 当課では、「武将」「城」「街道」といった観光資源を活用し、歴史観光を推進する各種イベントを開催している。今回、実証を希望するサムライ・ニンジャフェスティバルは、「武将のふるさと愛知」を県内外に広めるため、2014年度に初めて開催された。県内外から、武将隊や忍者隊を招き、火縄銃の実演を行うなど、愛知の武将観光をPRする一大イベントとして、県内外の方が訪れ、楽しんでいただいている。 |
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課題(詳細) | 武将観光イベントでは、コンテンツの見直し、追加などにより毎年様々なアイデアを取り入れ、内容の充実に努めてきたものの、それにも限度があり、ここ数年は目を引くような新しいコンテンツを取り入れられずにいる。 |
求める解決策 | 広い会場のフィールドを活用し、スマホを使ったゲームのようなイベントと親和性の高いコンテンツを開発するとともに、イベント前及び当日に集客のための施策を実施する。これにより、若年層や、これまで歴史観光イベントに興味のなかった人たちを取り込み既存参加者の満足度もより向上させたい。 |
想定する実証実験内容(詳細) | 武将観光イベントである「サムライ・ニンジャフェスティバル(2025年11月30日)」において、簡易的なブースを設置していただき、コンテンツについてPRするとともに、来場者の方に、1日を通して、新しいコンテンツを遊んでもらいたい。 可能であれば、イベントより前の時期に、県が開催する別の観光イベントにおいて、試行し、実際のコンテンツイメージや、来場者の感触を確認したい。 なお、イベント本体の実施に支障がないよう、県やイベント受託事業者と調整するなどして、受託事業者側の負担を最小限とし、開催場所となる公園に迷惑のかからないようにしてほしい。 |
実証実験成功後の発展性 | 観光コンベンション局において開催するその他のイベントにおいても利用できるようにするなど、観光イベント全体への活用を検討する。 |
提案企業に求める専門性 | イベントは雨天実施のため、雨の日でも問題なく使用できるコンテンツが望ましい。 |
プロジェクトの進め方 打合わせ方法 |
イベントに向けて、必要に応じ打ち合わせを実施したい(オンライン可)。 また、実施公園との打ち合わせには対面にて御参加いただきたい。 |
提供可能なデータ・環境等 | あいちの歴史観光推進協議会のロゴマーク及びキャラクターをコンテンツ及びPRにて使用可能。 参考URL:https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kanko/aichi-historical-tourism-logo.html |
プログラム終了後の本格導入 | 実証効果が認められる場合は、将来的な導入を検討する。 |