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観光統計データの的確な分析を行い、効果的な施策立案につなげたい!

テーマ紹介

受付終了

ポイント

01

解決したい課題

観光統計データ可視化ツール(以下「データ可視化ツール」)を活用し、人事異動等に関わらず、局内の職員誰もが、データ等の合理的根拠に基づいて、旅行者を巡る動向を的確に分析し、効率的に施策立案できるようになることを目指す。

02

想定する実証実験

データ可視化ツールを活用したデジタルマーケティング研修、及びツールの使い方ハンズオン研修(ツールを活用した施策立案のワークショップ) 等

03

実現したい未来

職員のデジタルマーケティングリテラシーの一層の向上、及び、客観的なデータに基づく的確かつ効率的な施策立案の常態化。

04

提案企業が得られるもの

観光統計データ分析コンサルティングの実績
行政でのデジタルマーケティング研修実績

ストーリー

観光を取り巻く現状(観光統計データ)

 新型コロナによりインバウンドをはじめ観光需要が激減しましたが、2020年夏以降、「Go To トラベル」や「県民割」、「全国旅行支援」など、国内の観光消費を喚起する事業を実施し、一定程度の成果を上げました。
 本県においても、延べ宿泊者数は、新型コロナの感染状況により増減を繰り返してきたものの、2023年11月以降は、コロナ禍前の2019年を上回る水準が続くようになりました。
 また、日本全体のインバウンド需要について、コロナ禍から急速に回復しており、2024年3月の訪日外客数は単月として過去最高を更新しました。

2050年の愛知県イメージ

AICHI X TECHに応募したきっかけ

 コロナ禍を経て、旅行者の旅のスタイルも変化しました。旅のスタイルの多様化や複雑化が進み旅行マーケットが変化する一方で、本県としてもその変化に対応し、国内外の旅行者から選ばれる質の高い観光地域づくりを目指して取組を進めているところです。
 旅行マーケットを的確にとらえ効果的な施策を立案・実施するには、「旅行者が何を求めているか」という顧客起点のマーケティングの考え方が不可欠です。そのため、旅行者の実態を表した「観光統計データ等の合理的根拠に基づいたマーケティング思考による施策立案・実施」に関して、職員に対する研修も含めた人材育成が重要です。
 そこで、「マーケティング思考による施策立案・実施を局内に浸透させるためにはどうしたらいいのか」という課題に対して、局内で有志の職員が集まり、課題解決のための議論を重ねました。その中で、旅行マーケットに対する職員間の議論を活発化させるために局内全職員が共有できるモノとして、観光統計データを可視化したツールを作成し、そのツールを活用し人材育成に繋げることを考えました。
 観光統計データを可視化したツールの作成は順調に進んでいましたが、人材育成に繋げるためのツールの具体的な活用方法に悩んでいました。

イメージ画像

課題解決

 私たちが目指していきたいのは、観光統計データ可視化ツールをきっかけとして、一人一人の職員がデータを見ながら旅行者理解を深め、効果的な施策立案・実施ができる組織カルチャーの醸成です。
 そのために、局内の職員が共通のデジタルマーケティングリテラシーを持つための人材育成が、最初の一歩であり、最重要であると考えておりますので、是非、本事業にご提案いただければと思います。

観光県・あいちを目指して

 本県を訪れた人に、期待を超える感動を提供できる観光県を目指して観光振興施策を進化させていきます。

担当者の写真

概要

背景  旅のスタイルが多様化する中、愛知県が、国内外の旅行者から旅行先として選ばれるために、旅行者のニーズに沿ったプロモーション等の実施が求められる。
 そのためには、旅行者を巡る動向(観光動態)を、統計データ等の各種指標を基に客観的に分析し、ターゲットに向けた、的確で効率的な施策立案を進めることが、一層求められている。
 そこで、観光コンベンション局の個々の職員が、人事異動等に関わらず、データ等の合理的根拠に基づいたデジタルマーケティングの意識を持ち、デジタルマーケティングリテラシーの一層の向上につなげるため、現在、職員向けに、PowerBIを用いたデータ可視化ツールの作成に取り組んでおり、今後、本ツールの活用、及びツールの充実を進めていく予定としている。

<現在作成中の「観光統計データ可視化ツール」で閲覧できる指標>
  • 観光庁の宿泊統計情報
    ・ 都道府県別の日本人宿泊者数
    ・ 国別の外国人宿泊者数
  • JNTOの訪日外客数情報
  • 港別統計データ、入国者数(出入国在留管理庁)
  • 愛知県の公式観光ホームページのアクセス情報
  • 来訪者数
課題(詳細)  個々の担当者の経験や知識に頼らずに、データに基づく施策立案・実施を進めていく上で、特に、以下の課題があると考えている。
  • データに基づいた施策立案の機会損失をなくすために、観光動態を的確かつ速やかに把握する必要がある。
  • 人事異動による転入者、及び新規採用職員にとって、観光動態の一定の知識の習得には時間がかかる。
  • 求める解決策 ① 個々の職員が、データで観光動向を理解・説明し、的確な施策立案につなげることを目指すため、「データ可視化ツールを活用したデジタルマーケティングに関する研修」「ツールの使い方ハンズオン研修」を実施していただく。
    (研修で求める内容)
  • マーケティング思考の重要性
  • データ可視化ツール活用による観光動態の理解浸透
  • 観光施策立案のためのツール活用方法
  • ツールを活用した施策立案の事例集の作成
  • ② 「データ可視化ツール」改修案の提示
    想定する実証実験内容(詳細) ① 研修の進め方
  • データ可視化ツールの利用方法及び活用事例のレクチャー(採択者との相互理解を深める)
  • ツールを活用したデジタルマーケティング研修コンテンツの開発
  • 当該コンテンツを活用した職員向け研修及びツールの使い方ハンズオン(講師は採択者を想定)
  • ツールを活用した施策立案のワークショップ(講師は採択者を想定)
  • ② データ可視化ツールの改修案提示 ※改修作業は県が実施
  • 観光動態分析に資する公開情報の紹介(データソースの充実化)
  • UI改善、クロス集計方法 等
  • 実証実験成功後の発展性  年度替わりの時期における定期研修機会の提供
     現行ツールの改良開発の委託
    提案企業に求める専門性  BIツールを活用した施策立案のノウハウ
     研修等のデジタルマーケティング理解に資する取組実績
     観光業に関する知識や経験(必須ではない)
    プロジェクトの進め方
    打合わせ方法
     オンライン会議可。
     キックオフや研修当日は対面での実施をお願いします。
    提供可能なデータ・環境等 「.pbix」形式の観光統計データ
    ツールに取り込んだ観光統計の各種エクセルデータ
    プログラム終了後の本格導入 実証効果が認められる場合は、将来的な導入を検討

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